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TGTS01 試聴記 その5

公開日: : 最終更新日:2020/08/26 試聴記, CLASSIC, SOUND MAGIC


【TGTS01は8月発売予定です。小生が試聴に使っているのは試作品です】

愛用のレコードプレーヤー、
TRIO KP-7700が壊れました。
聞いていたLPが終わり、「さてトイレ...」と席を立ち、
戻って別のLPをセットすると...
あれ?プラッターが回りません。
プラッターを外してみたり、
電源を入れ直したり、
色々ゴソゴソやるのですがスピンドルのモーターが回っていません。
中古で買って酷使しましたので、
いよいよアウトか...。
今までもトラブル続きで、だましだまし使ってきましたので、
仕方ない...ですね。

幸い、家にはもう1台KP-7700があります。
さっそく、18kgあるKP-7700を2台、やっこらせと移動、
アームを調整しました。
そこでひらめき。
プラッターには、
センタースピンドルの穴以外に、大きな穴が2つ空いています。
そこに指を突っ込んで、
エイヤっとプラッターを持ち上げて外すわけですが、
プラッターにガラスシートを直接載せると、
その穴が丸見えで、美的にはあまり格好いいものではありません。
あ!薄いセーム皮のシートがあったな...と思い出し、
プラッターにセーム皮のシートを載せ、
4mm+4mm合わせガラスターンテーブルシートを載せてみました。


反対に、ガラスの上にセーム皮を載せると、
薄くて軽いため、レコードを外す時に一緒に持ち上がってしまいます。
他のプレーヤーにセーム皮シートをセットしていたときに、
いろいろ失敗しましたので、外したまま忘れていました。
プラッターにセーム皮、ガラスが正解のようです。
当たり前のごとく、見事に穴が隠れると同時に、
なんと音の傾向が変わりました。
個人的にはプラッターに、
直接4mm+4mm厚合わせガラスターンテーブルシートを載せ、
その上にレコードを載せたときも、
華やかで音的には好きですが、
セーム皮シートの影響か、もの凄く落ち着いた音になり、
弱音でのノイズが軽減されるためか、
弱音部では非常に静かな音で、「あ、これが真正かな」という音です。
しばらくこの状態で聞いてみようと思います。
カートリッジは相変わらずDENON DL-103Rです。


そうやって最初に聞いたのが、
ブルーノ・ワルター指揮
コロンビア交響楽団
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
最近、ワルターのCBSへの録音は、
CDやSACDでマスタリングを変えて発売され、
話題になりました。
残念ながらワルターのニューリマスタリングはCDとSACDのみですので、
LPはありません。
小生の持っているLPは、
1970年代の終わりに、
CD発売を見越して、
元の録音のレコーディングプロデューサーであった、
ジョン・マックルーアによるリマスター盤です。
米CBSのオリジナルのLPはさすがに高価で買えません(;_;)。
マックルーア盤は、
日本コロンビアやCBS/SONYのそれまでのLPよりも随分と聞きやすく、
かなり集めました。
リマスター前と後とでは、
同じ録音ながら別のレコードとして捉えた方がいいと思います。
ここでもセーム皮シートと4mm+4mm厚ガラスターンテーブルシートの威力は抜群で、
極めて自然な音で「田園」を楽しみました。
弱音から嵐の場面まで、
そして最後の感謝の音楽に至るまで、
レコードの他のノイズなどの要素に惑わされることなく、
最後まで一気に聞いてしまいました。
さすがに名演の誉れ高いだけあって、
ワルターの「田園」は題名そのものを感じることができ、
多くの方が「田園」のナンバーワンに推されていることがよく分かります。
Columbiaカーブかな?と思っていたら、
RIAAカーブで自然な音です。
多分、オリジナル盤はColumbiaカーブだと思うのですが、
このリマスター盤はRIAAカーブ、
もしくはその前身のNewOrthophonicカーブです。
NewOrthophonicカーブはパソコンにそのカーブを登録してあり、
LPの音をパソコンに取り込めば、
そのカーブを当てることができるのですが、
まだ試行できていません。


ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(s)
歌の世界 珠玉の世界愛唱曲集
小生はQUADRALの試聴会に参加することが多いですが、
その時によく試聴に使う、
ロス・アンヘレスの
メンデルスゾーン:「歌の翼に」が入った国内盤LPです。
これは貰いものでした。
まだカーブ可変式フォノイコライザーを持っていない頃、
RIAAカーブで聞いていた時には、
その歌声に細身の女性を思い描いていました。
ところがColumbiaカーブで聞くと、
ジャケットの画像通りの豊満な女性が感じられます。
アンヘレスは非常な声量の持ち主であったことが分かります。
さらにセーム皮+4mm+4mm厚ガラスターンテーブルシートでは、
音のスピード感が増すためか、
付属のゴムシートの時と比べて、
音がタイトに、そして解像度が上がっているのが分かります。
エコーはちゃんとあるのに、
にじみがないといってもいいでしょうか。
さらには非常に小さなピチパチノイズがあったはずですが、
なんと、そのノイズは見事になくなって聞こえます。
ピークオーバーが感じられる楽曲でも、
音の暴れは最小限押さえられ、非常に聞きやすく、
やはりA面、B面の最後まで、リニアリティを持って聞き通せてしまいました。

小生はLPではオーケストラを聞くことが多いですが、
声楽曲でも4mm+4mm厚ガラスターンテーブルシートの威力が感じられました。
今回、セーム皮シートを合わせて使ってみましたが、
色々やってみるもんだと思います。

どういうシステムで聞いているかはTGTS01 試聴記 その1に。
商品の紹介はこちら

kna_baka@syuzo

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