QUADRAL SIGNUM20 試聴記その1
SIGNUM20試聴記 その1
QUADRALの新しいスピーカー、
SIGNUMシリーズの一番小さなブックシェルフスピーカー、
SIGNUM20が届きました。
SIGNUMシリーズの日本でのラインナップは、
トールボーイ2種類、
ブックシェルフが1種類です。
本家ドイツでもこの新しいスピーカーは人気が高く、
製造が追いつかないくらい売れているそうです。
本当なら家でもトールボーイを試聴してみたいところですが、
置き場所の余裕がなく、
ブックシェルフでの試聴と相成りました。
今回のSIGNUM20はエージングがかなり進んだ状態で家に来ました。
担当者、だいぶ気を遣ってくれたみたいです。
普段使いのスピーカーを外し、
SIGNUM20をセッティング、
大きさの割に、1台6.54kgとやや重めです。
音出しを始めて最初の印象は、
ものすごく静かなスピーカーだな...ということでした。
これはかなり昔、
QUADRALのCROMIUMシリーズという、
日本では残念ながら発売できなかったシリーズのスピーカーとよく似ています。
CROMIUMシリーズのグレードとしては、AURUMの次に位置していました。
この広範囲なスペックの周波数特性で静かなスピーカー...
ということは、実は高域の解像度が期待できます。
雑味が少なく、高域がきれいに出てくるからです。
期待はドンピシャ!
普段使いのスピーカーはやや高域に不満があったため、
スーパーツィーターを併用しているのですが、
SIGNUM20はスーパーツィーターの必要を感じません。
AURUMシリーズのリボンツィーターのような図抜けた解像度はありませんが、
とってもきれいな高域が出てきます。
なんと、今までソナスファーベルなどの、
高級スピーカーのツィーターに使われていた、
リングラジエーターが搭載されています。
特許や製造コストなどの問題で今までこのクラスのスピーカーには、
リングラジエーターは搭載されてきませんでしたが、
QUADRALでは独自にリングラジエーターを開発、
RocomΣ(リコムシグマ)と命名して、
ミドルクラスのスピーカーにも搭載可能になったそうです。
これはコストパフォーマンスが高いぞ!
と期待して試聴機の開始です。
【スペック】
形式:2way バスレフ
負荷許容量:60/90 W
周波数特性:42…32.000 Hz
クロスオーバー周波数:3.200 Hz
出力音圧レベル(dB/1W/1m) :85 dB
インピーダンス:4Ω
ツィーター:RiCom-Sigma
ウーファー:155 mm Titanium-PP
寸法 (HxWxD):30 x 17 x 26 cm
重量:6,54 kg/1台
価格:126,500円(ペア・税込み)
メーカーの商品紹介はこちら
https://www.network-jpn.com/signum/
空気録音もあります。
https://youtu.be/BN6GRoTgmaU
https://youtu.be/jM0OBg1sWWE
https://youtu.be/i91eW6K0GYQ
Syuzo
関連記事
-
QUADRAL SIGNUM20 試聴記その3
このところLPを聞くことが多くなってしまった小生ですが、CDでの優秀録音を一つ思い出しました。 パ
-
QUADRAL GALAN 9 試聴記 その3
小生の聴く音楽の本丸(^^)。 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮による、 ワーグナー「ニ
-
帰ってきたASCENT20LE試聴記 その2
ビートルズは、 小生が子供のころから、 リアルタイムで接してきたアーティストです。 今
-
QUADRAL ASCENT20LE 試聴記その2
ASCENT20LEが我が家にやってきて、 試聴を開始したのですが、 最初は置き方が悪か
-
QUADRAL AURUM SEDAN 9 試聴記その7
SEDAN 9は古楽器の演奏録音にもいいのでは? ということで、ロンドン・バロックの
-
QUADRAL AURUM SEDAN 9 試聴記その4
今回は合唱曲を聞いてみました。 フォーレとデュリュフレのレクイエムです。 ミシェ
-
QUADRAL GALAN 9 試聴記 その10
フランスのCharlin(シャルラン)というレーベルは、 名レコーディングエンジニア、
-
QUADRAL AURUM SEDAN 9 試聴記その17
SEDAN 9の試聴記は、 一応これで最後となります。 試聴記の割に長く続けることができ
-
AURUM RODAN9試聴記9 スピーカーケーブル交換編2
REALCABLEのスピーカーケーブル CHAMBORD HPのエージングも終わり、いよいよ試聴のレ
-
AURUM RODAN9試聴記4
AURUM RODAN9でヴァイオリンのディスクを聴いてみました。 今回は、3つのフォーマットのデ
- PREV
- TGTS01 番外編
- NEXT
- QUADRAL SIGNUM20 試聴記その2