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SONIC IMPACT TGTS01 復活試聴記その2

公開日: : TGTS01, 試聴記

TGTS01復活試聴記その2は、
カーペンターズの”The Singles 1969-1973″というベストアルバムのLPです。
昨年だったか一昨年、小生はまずこのベストアルバムを中古盤で購入、
その後、次々とオリジナルアルバムを探し出して、
今、10枚ほどカーペンターズのLPが家にあります(^^;。

1969-1973、すなわち1969年から1973年と言うと、
小生は高校生から大学生の学生時代でした(歳がばれる)。
その頃の小生はウッドストックから始まった本格的なロック時代の洗礼を受け、
さらにプログレッシヴロックに走ったため、
カーペンターズは眼中にありませんでした。
「軟弱な音楽」というイメージで見ていましたので、
レコードまで買っては聞かなかったというところです。
ところが、当時は喫茶店とラジオの深夜放送全盛期です。
喫茶店では有線から流れるカーペンターズをいやというほど聞きました。
また、ラジオでは盛んにカーペンターズが流れていましたので、
知らず知らずの内に、身体に浸み込んでしまったようなところが有ります。

“1969-1973″は、ほんの少しの興味、
家でリラックスできる音楽はないかと探していた時に、
中古盤フェアで買いました。
まずヘッドフォンで聞いてみて、
一聴、そのプログレッシヴともいえる音の録り方に驚きました。
音楽はノスタルジックですが、
そのコーラスの録音など、ン十年ぶりに聞いたカーペンターズの音に、
「え?!こんな音だったの!」と驚いてしまい、
次々とオリジナルアルバムを探す羽目に陥ってしまいました。

TGTS01でLPを聞くと、
LPの最外周と最内周が同じクオリティで聞ける...、
音のスピード感が増す...
ということは前回書きましたが、
ヘッドシェルにFIDELIX MITCHAKU-Zを使うと、
さらに素晴らしい結果になりました。
小生の”1969-1973″は古いレコードのため、
A面最後に入っている”Goodbye To Love(愛にさよならを)”で
活躍するギターが少し音が歪むのは仕方ないのかと思っていました。
ところが、TGTS01+MITCHAKU-Zでその歪みが解消、
文字通りレコード全面を歪みなく、
優れたリニアリティで聞くことができるようになりました。
レコードの古さは関係なかったみたいです。
恐るべし、TGTS01とMITCHAKU-Zです。

ところでカーペンターズの片割れ、
兄のリチャードはオリジナルアルバムだけではなく、
夥しいベストアルバムでもマスタリングに参加、
音を変えていたようです。
“1969-1973″に入っている楽曲をオリジナルアルバムで聞くと、
「あれ?」という結果になります。
基本、オリジナルアルバム > ベストアルバムです。
やはりカーペンターズはオリジナルアルバムを聞くべきですが、
入り口としてや、
ヒット曲を繰り返し聞きたいときには、
ベストアルバムはとても重宝します。
小生、ほぼ毎日のように”1969-1973″を聞いています(^^)。
TGTS01の商品詳細はこちら。
https://www.network-jpn.com/sonicimpact-tgts01/

Syuzo@knabaka

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